青汁を飲むことでその主原料となっている明日葉・ケール・大麦若葉・桑の葉などの野菜に含まれるたくさんの栄養素を摂ることができますが、その中には以下のように美容効果が高いものも多く含まれます。
□ビタミン類･･･青汁に含まれるビタミン類には、ビタミンC・Ｅ・B群・A（β-カロテン）などがあり、それぞれ優れた抗酸化作用やコラーゲンの生成促進、血流促進、代謝促進、乾燥防止など多くの働きを持っています。
□カルシウム･･･カルシウムは骨や歯の生成に必須であり、エネルギー代謝、血圧、筋肉の収縮、神経の働きなど体内のあらゆる機能に関与しています。青汁に含まれるミネラルは含有量が多いだけでなく、吸収性にも優れているものが多いのが特徴です。
□食物繊維･･･善玉菌の活性化を支え、腸内環境を整えるためになくてはならない栄養素です。善玉菌が活躍できる環境を作ることで免疫力がアップし、肌のコンディションも整うと言われています。
青汁がダイエットに効果的とよく言われますが、青汁を飲めば痩せるというわけではありません。青汁が持つ有効成分の中でダイエットに関わるものは3つ、食物繊維とビタミン類、そしてミネラルです。
まず腸内環境の改善に役立つ食物繊維を摂ることで便通や代謝がよくなり、痩せるための準備が整います。そしてダイエットに最も必要なのは脂肪を燃焼することですが、ビタミン類やミネラルはその手助けをしてくれます。つまり、ビタミンやミネラル類を十分に摂取した状態で運動すると、脂肪が燃えやすくなるというわけです。これらのダイエットに有効と言われる3大栄養素は、それらをただ摂るだけで痩せるわけではない、という点に注意しましょう。
しかし逆に考えると、腸内環境が悪く、ビタミンやミネラルが不足した状態でいくら必死に運動をしても痩せることはできないとも言えます。青汁を飲んで、運動して痩せることができる体を作った上で、しっかりと体を動かして効果的にダイエットをしましょう。
ダイエットをすると決めたら、まず運動をするよりは食事制限をする人が多いのではないでしょうか。運動をするには時間や場所が必要ですが、食事制限ならすぐにでも始められるという手軽さもありますね。
ダイエット目的の食事制限で大切なポイントは、カロリーを減らしながら体に必要な栄養素を摂ること。栄養価の高い青汁はダイエットサポートにも最適です。ただしここで注意しなければならないのは、1食分を青汁1杯に置き換えるという食事制限は絶対にダメ！ということです。置き換えダイエット用の食品は1食分に必要な栄養素がバランス良く含まれた内容になっていますが、青汁1杯には1食で摂るべき栄養素がすべて配合されているわけではありません。そのため、食事をとる代わりに青汁だけを飲んでいては、逆に栄養が大きく偏ってしまいます。
青汁をダイエットに役立てたい場合は「青汁の効果的な飲み方や飲むタイミングについて」を参照して、正しく使用するようにしましょう。
