明日葉の持つ免疫ビタミン「LPS」って?その健康効果・効能とは?
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  1. 明日葉の持つ免疫ビタミン「LPS」の健康効果・効能とは?

明日葉の持つ免疫ビタミン「LPS」って聞いたことある?
その健康効果と効能を紹介!

LPS(リポポリサッカライド)とは?

LPS(リポポリサッカライド)とは?

免疫ビタミンとも呼ばれるLPS(リポポリサッカライド)とは、その異名の通り免疫力をアップさせてくれる成分です。

そもそも免疫力とは、体内のマクロファージと呼ばれる細胞が、病菌の原因を作るバイ菌や体内に混入した異物を食べてくれることで体の健康を維持するシステムの強度を表します。こうして私たちの健康を守ってくれるマクロファージは血液や筋肉など体中に存在しますが、不規則な生活が慢性化したり、強いストレスを継続的に感じたりすることによってその働きが弱まってしまいます。マクロファージの働きが弱くなる=免疫力が下がる、ということで病気になりやすい体に傾いていくのです。

このマクロファージをパワーチャージする物質として近年明らかになったのがLPSです。LPSは土中の微生物や海藻、根菜、あるいは野菜の根の部分などが持つ成分で、これらを摂取することでマクロファージの働きが活性化され、免疫力が高まると言われています。

「世界一受けたい授業!!」でも紹介されたLPSのチカラ

日本テレビで2016年4月に放送された『世界一受けたい授業』でもこのLPSが取り上げられて話題になりましたが、ではここでLPSが持つ様々な力について具体的に見てみましょう。

まずはLPSが持つ予防力についてですが、癌・アルツハイマー・うつ病・花粉症・感染症・高血圧・糖尿病・骨粗鬆症などに対する予防効果があると言われています。そして回復力については、アトピー性皮膚炎・胃潰瘍・やけど・腎臓結石・外傷・陣痛・神経痛・手術後の痛みなどに対して改善および回復の効果が見られるそうです。予防についても回復についても、対象となる疾患があまりにも多岐に渡ることに驚きますが、それだけ免疫力が高まることで防げる、あるいは改善できる病気が多いということですね。

そもそも女性の方が男性よりも平均寿命が長いのは、女性ホルモンであるエストロゲンが持つ免疫細胞を高める働きによると言われています。免疫力を強めるということは万病に対する抗力を身につけるということなのです。

LPSは土で育つ根菜に多く含まれる!

LPSは土で育つ根菜に多く含まれる!

LPSは近年その効果が注目され始めたばかりで未だその効果に関する臨床実験については発展途上ですが、それゆえに今後さらなる効果・効用が発表されることも期待されています。

LPS含有量が多い野菜には、メカブ・ワカメ・明日葉・レンコン・ほうれん草・トマト・玄米などが挙げられますが、やはり地中の微生物にも含まれる成分ということもあってか、根菜類が多い印象があります。明日葉についてもLPSは根っこに含まれているようで、明日葉を原料とした青汁でこのLPSの免疫力アップ効果を期待するなら、根っこまですべて丸ごと使用したものを選ぶといいということですね。

現時点でわかっている研究結果によると、LPSの効果はそれを含む食材を加熱しても変わらないようなので、上記の海草類や根菜類を調理して食べても十分摂取することができそうです。また、青汁についても冷・温いずれのドリンクにして飲んでも、あるいは料理に粉末を混ぜて摂ってもその効果は大いに期待できます。