平成24年に厚生労働省が実施した「国民健康・栄養調査」の結果によると、糖尿病が強く疑われる者（糖尿病有病者）が約950万人、糖尿病の可能性を否定できない者（糖尿病予備軍）が約1,100万人と推計され、この合計は約2,210万人でした。現在の日本の総人口1億2,700万人に照らし合わせると、日本人の5〜6人に1人が糖尿病またはその予備軍であるということになります。
これだけ多くの人がかかる糖尿病の原因はというと、遺伝的なもの、肥満、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、ストレスなど、遺伝以外はすべて生活習慣に関わるものです。こういった生活習慣の乱れに大きく関わっているのが現代人の野菜不足。野菜が不足することで基礎代謝が落ち、肥満になって糖尿病になるというケースも非常に多いようです。
つまり、糖尿病にかかるかかからないかは毎日の食生活における栄養バランスがカギになっていると言えますね。
では糖尿病予防のためにはどのような食生活が望ましいのでしょうか。食べ過ぎに注意して栄養バランスの取れた食事を心がけるというのが基本ですが、これは簡単なようで毎日継続するのはかなり困難です。
まずは、栄養バランスのよい食事とは具体的にどのようなものかをしっかり把握しましょう。糖質や脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂取するには、それらを含有する食材を注意してメニューに盛り込む必要がありますね。普段選びがちな食材によってどういう栄養素が摂れているかをまずはチェック。それでどれだけ自分が摂れている栄養が偏っているかがよくわかると思います。
そしてもう1つの大きなポイントは食物繊維をたっぷり摂ること。食物繊維は血糖値が上がるのを抑え、コレステロール値を下げてくれるだけでなく、お腹がふくれやすいので食べ過ぎを防ぐのにも役立ちます。
さて、毎日の食生活で足りない栄養素は何でしたか？栄養素は、例えば1週間分をまとめて摂っておくといったことができないため、毎日必ず摂るようにし、しかもそれを継続させて初めて体内でうまく機能し始めます。
毎日家できちんと食事をしていても必要な栄養素をすべて摂るのは難しく、つい外食が多くなってしまう週などはなおさら偏りがちになりますよね。そういうときは青汁を賢く使いましょう。ほとんどの青汁には必ず食物繊維が含まれています。また、自分に不足しがちな栄養素を配合している青汁を見つけてうまく活用してみてください。
不足している栄養素を補うために青汁の粉末を料理に使うのもいいですし、ゆっくり食事を作る時間がないときは、ドリンクにして飲むだけで栄養補給ができます。栄養バランスの摂れた食事を3食作って食べ、その後３日間はジャンクフードや外食になってしまった、という風に継続できなければせっかく摂った栄養素もうまく活躍できません。とにかく継続することを第一に、青汁を日々の食生活に取り入れることをオススメします。
